KOIL MOBILITY FIELDとKOIL FACTORY PROの一体運用で、柏の葉スマートシティの新産業創造を加速

「『世界の未来像』を作る街」の街づくりテーマの1つに「新産業創造」を掲げる柏の葉スマートシティに、「KOIL MOBILITY FIELD」が6月15日にオープンしました。この施設は、新産業創造のために整備されてきた「KOIL」、「KOIL TERRACE」に続くもので、「KOIL」シリーズ初の屋外施設となります。KOIL MOBILITY FIELDでは、水素燃料電池ドローン、自動運転、走行中ワイヤレス給電、歩行支援ロボットなどのマイクロモビリティ、ロボット草刈機などの実証実験を簡易な手続きで迅速に行うことができ、開発のスピードアップが図れます。12月にオープン予定の「KOIL FACTORY PRO」と一体運用し、日本のロボット関連産業育成と、柏の葉の新産業創出を加速することが期待されます。

ドローンワークス株式会社

KOIL MOBILITY FIELD、KOIL FACTORY PROの運用を任されているドローンワークス株式会社代表取締役の今村博宣さん。両方の施設を一体運用・活用することで、「モビリティ関連技術の開発を加速させ、柏の葉の新産業創造に貢献したい」と考えています

ロボット、モビリティ開発を加速する実証フィールド

 2021年6月15日、柏の葉スマートシティ「イノベーションキャンパス地区」内に「KOIL MOBILITY FIELD」(以下MOBILITY FIELD)がオープンしました。この施設は、自動運転、走行中ワイヤレス給電、歩行支援ロボットなどのマイクロモビリティ開発を行う「モビリティサーキット」、水素燃料電池ドローン、有人ドローンなどの開発を行う「ドローンフィールド」、ロボット草刈機の開発を行う「草刈りフィールド」、モニターや充電環境を備えたコントロールルームとなる「作業室(トレーラーハウス)」で構成されています。

「こんな施設が欲しかった」「早速使いたい」という声が数多く寄せられており、MOBILITY FIELDの整備にかかわり、管理・運用を任されているドローンワークス代表取締役の今村博宣さんは、この施設に対する期待の高さを感じています。

画面左下にドローンフィールドと作業室、中心の未舗装部分と敷地を周回する舗装道路がモビリティーサーキット、右上のサーキットに囲まれた場所が草刈りフィールド
ドローンフィールドは23m×18m×高さ9mの広さがあり、緩衝ネットで覆われているため、安全にドローンの飛行実験を行うことができます
モビリティサーキットの中にある2本の鉄柱は、ドローンによる送電線点検のシミュレーションができる「送電線点検エリア」

 MOBILITY FIELDは都心からの交通アクセスが良く、手軽に開発検証や実証実験が行えることが魅力であることは間違いありません。それに加えて、自らがドローン開発を手がけるエンジニアである今村さんの知見を反映し、ドローンやロボット開発に必要な検証の内容に合わせた場所が複数整備されていことで、ドローンやロボットの開発に従事する人たちから高い支持を得ていると言えるでしょう。

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