地域限定のゲーミフィケーションアプリで
柏の葉スマートシティの健康づくりに寄与

街づくりのテーマの1つに「健康長寿」を掲げる柏の葉スマートシティでは、「ウォーカブルな都市空間」の実現をうたっています。しかし、歩くことが健康に良いのは分かっていても、習慣づけるのは容易ではありません。健康への関心があまり高くない層に向け、ゲームの要素を取り入れたアプリで意識を高めてもらおうという試みが、株式会社nemuliがアステラス製薬株式会社の協力を得て開発した「まちゲー」です。柏の葉スマートシティコンソーシアムや柏の葉アーバンデザインセンターの協力を得て、デジタルでの取り組みだけでなく、リアルでの取り組みと組み合わせながら、柏の葉住民の健康づくりに寄与することを目指しています。

株式会社nemuli
アステラス製薬株式会社
柏の葉アーバンデザインセンター

楽しみながら歩き、健康への入り口を作る

 健康寿命を延伸するだけでなく、消費の拡大や孤立防止など、さまざまな地域課題を解決する手段として「居心地がよく歩きたくなるまちなか」づくりが有効であるとして、国土交通省は令和元年に「ウォーカブル推進都市」を募集しました。

 街づくりのテーマの1つに「健康長寿」を掲げる柏の葉スマートシティでは、すでに「柏の葉国際キャンパスタウン構想」の中で「健康を育む柏の葉スタイルの創出」という目標を設定し、「ウォーカブルな都市空間」の実現をうたっています。

 しかし、歩くことが健康に良いというのは理解できても、それを習慣づけるのはハードルの高いことです。特に、健康についての関心が中高年齢層ほど高くない20代、30代の住民に歩行の習慣をつけてもらうことが課題とされています。

 ゲームの要素を取り入れて歩くことを楽しみ、健康への第一歩を踏み出す手助けをしようという試みが、株式会社nemuliがアステラス製薬株式会社の協力を得て開発したアプリ、「まちゲー」です。

nemuliがアステラス製薬の協力を得て開発した「まちゲー」は、リアルの取り組みとデジタルの取り組みを連携しながら、歩くことへの住民の参加率と継続率を増やすことを目的としています

 まちゲー開発の背景を、株式会社nemuli(以下nemuli)代表取締役の佐々木啓庄さんは、次のように話してくれました。

「健康系のサービスは、そもそも健康に問題がある人には関心を持っていただけるのですが、20代、30代の健康な人にはあまり興味を持っていただけません。私たちは健康を意識することなく参加してもらって、それが知らず知らずのうちに自身の健康づくりに寄与するようなものを作りたいと考えていました。その解決策がゲーミフィケーション、つまりゲーム感覚で楽しんでいただけるアプリ、『まちゲー』です」

まちゲーは、柏の葉スマートシティに暮らす住民を念頭に開発されたアプリです。ゲームの要素を取り入れることで無意識に歩く習慣を身につけ健康づくりに寄与するとともに、街づくりの取り組みにもつながることを視野に入れて設計されています

 nemuliとともにまちゲーを企画したアステラス製薬 営業本部営業戦略部 係長 兒玉浩亮さんは、地域単位で健康をサポートしなければいけないという医療業界のトレンドも踏まえ、病気になる前からサポートできることが何かないかと考えていたといいます。

「『健康維持のために定期的に運動しなければ』とか、『体重が少し増えてきたから運動しなければ』などは、よくある課題だと思います。私たちは薬を中心に患者さんとの関わりを持っていますが、その前から何かお役に立つことができないかとういことで、佐々木さんとタッグを組ませていただきました」

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