技術と経営の両面でベンチャーを支援し、
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大企業にも使って欲しい

 千葉県産業振興センター 東葛テクノプラザ 常務理事 所長の森文彦さんは、こんな人に東葛テクノプラザを利用して欲しいという、具体的なイメージを持っています。

「1つは自分が持っている技術を利用して新たに起業したい方。2つ目は今まで持っている技術をさらに伸ばしたい方。3つ目は今までと違う分野に参入してみたい方。例えば、今まで化学系のことをやってきたけれども、生物系のことにチャレンジしてみたい方。4つ目は大学との共同研究を行いたい方。こういう方たちに是非使っていただきたいですね」

 さらに、森さんはベンチャーや中小企業だけでなく、大企業にも使って欲しいと考えています。

「小さな企業に限らず、千葉に拠点を設けたい大企業があれば、ご相談ください。例えば最初ここに研究部門だけを置いて、しばらく後に研究所を作りたいというような計画があれば、是非一度お話をさせていただきたいと思います」

 森さんは過去に実際に大企業の研究部門がここに入居し、後に千葉県内に研究所を立ち上げた例があると打ち明けてくれました。このような例が増えれば、県内の雇用創出や地域の活性化にもつながると期待しています。

東葛テクノプラザ 常務理事 所長の森文彦さんはベンチャーや中小企業だけでなく、大企業にも使って欲しいと語ります

 東葛テクノプラザからは設立以来23年間で約150社が巣立ちました。その中には、国立がん研究センター東病院や東京大学柏キャンパスなど、柏の葉にある学術機関や研究機関発のベンチャーも多いと森さんは説明してくれます。

「東葛テクノプラザ設立当初は周辺の中小企業が多かったのですが、いまは大学発ベンチャーや企業からスピンアウトした方の入居が増えています」

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